PUBGが面白すぎてやばい なぜ夢中になって遊んでしまうのかを考えた

PC ゲーマーにめちゃくちゃ流行っている超アツイゲーム PLAYERUNKNOWNS BATTLEGROUND (PUBG) を最近始めました!

 アーリーアクセスながらすでに累計販売数が1500万本を突破し、サーバが重すぎて繋がらないこともある、今までに類を見ない速度で売れているギネス級のゲームです。

 

1週間ほど遊んでいて未だドン勝つできていないですが、このゲームがなぜこんなにも面白く、流行っているのかを自分なりに考えてみました。

 

結論から先に書くと、「ゲームシステムとゲーム体験が強烈なシナジーを起こしているからではないか」となりました。

 

以下、具体的に記載していきます。

 

PUBG のゲームシステムについて

 

簡単にまとめると以下の5点です。

 

1.自分以外は全て敵で、最後の1人になるまで戦う (いわゆる「ドン勝つ」が目標)

2.マップが非常に広大

3.ピストルやアサルトライフルなどの武器は全て現地調達で、車やバイクにも乗れる

4.時間経過とともに生存可能範囲が徐々に狭まり、エリア外にとどまるとダメージを受ける

5.一度死んだら終わりで、あっさり死ぬ事が多い

 

PUBG の事を奥さんから最初に教えてもらった時に、映画の「バトル・ロワイアル」にすごく似てるなーという感想だったのですが、開発者がインスパイアを受けている事をインタビューで語っていました。なるほど!そりゃ似てるわけだと納得。※ インタビューはこちらのリンクを参照

 

ゲーム体験について

ざっくりゲームの流れを書くと以下のような感じです。

 

1.100人集まったらゲーム開始

だいたい90人~96人程度で開始することが多いです。マッチングは30秒~1分以内に終わるので、かなり早い方じゃないかと思います。

 

2.輸送機からパラシュートで無人島に降下

スカイダイビングの要領で上空から無人島に降下します。降下のタイミングは任意なので、輸送機のルートによりますが、割と好きな場所に降りることが可能です。ゲーム内の地図上に名称の書いてある大き目の街には強力な武器やアイテムが落ちていることが多いので、必然的に人が集中し、序盤から戦闘が発生します。

 

3.廃屋に落ちている武器やアイテムを拾って装備を整える

パラシュートでの降下直後は武器を何も持っていないので、素早く武器を集める必要があります。

落ちている武器は、近接戦闘用のバール、フライパンや、ピストル、サブマシンガンアサルトライフル、スナイパーライフルといった FPS では一般的な武器と、エナジードリンク、鎮痛剤、回復薬などの回復アイテム、防弾ベスト、ヘルメットなどの防具です。
 

降下地点が被った場合は素手での殴り合いが発生することもあり、「xxxは殴り合いで死亡」的なキルログが序盤から流れてくるので、開始2分くらいでゲーム終了となることも。

アイテム集めに夢中になりすぎて死角から撃たれたり、生存可能範囲がものすごく遠くに設定された場合は間に合わずに死ぬこともあるので、速やかに装備を整えて移動する必要があります。

 

序盤は装備が整っていないプレイヤーが多いため、序盤から積極的に他のプレイヤーを倒しに行って有利なアイテムを強奪したり、草むらの中や建物の中に隠れてじっとしたりなど、状況に応じた行動を都度選択することが重要です。

 

4.安全圏が徐々に狭まるので移動する

安全圏の範囲外だと徐々に体力が減っていってしまうので、装備が整ったところで安全圏まで移動を開始します。乗り捨てられている車やバイクに乗って移動することも可能です。

 

車やバイクは高速で移動可能ですが、防弾ガラスというわけではないようなので、撃たれると普通に死にますので注意が必要です。車やバイクで他のプレイヤーを轢くとだいたい1撃で倒せます。

 

5.最後の1人になるまで生き残る

ゲームも終盤になってくると、生存可能なエリアが大幅に狭まり、生存者も1020名程度に絞られてきます。ほとんどのプレイヤーは草むらや木の陰付近などに隠れていることが多く、目立つような行動を起こさないようになります。

 

熟練したプレイヤーは少しの足音や銃声で相手の位置を把握してしまうため、他のプレイヤーがこちらに気づいていない状況で攻撃した場合、発砲した瞬間にこちらの位置が他のプレイヤーにバレてしまうので、攻撃するべきか否かを判断することが難しくなってきます。

 

攻撃して倒したと思ったら別のプレイヤーに撃たれてやられていた。といったことが連鎖的に起こって、静観していたプレイヤーが生き残る といったことも起こりがちなので、終盤の展開は非常に緊張が高まります。

 

まとめ

上記をまとめると、ゲーム開始から最後まで、不確定要素的な緊張状態が常にあることに加え、最後までどうなるかわからない先の読めなさがあります。

 

さらに、常に最適な状況判断を強いられ、失敗したら即ゲームオーバーに繋がりやすいため、非常にスリリングなゲーム体験を作り出すことに成功しているのではないかと考えられます。

 

これはつまり、ランダムかつ断続的に発生するつり橋効果 が起こっているのではないかと考えられるのではないでしょうか?

 

つり橋効果: 不安や恐怖を強く感じている時に出会った人に対し、恋愛感情を持ちやすくなる効果のこと。 1974年、カナダの心理学者であるダットンとアロンが、つり橋を使って実験した結果を元に提唱した学説であるため「つり橋理論」「つり橋効果」といわれる。

 

PUBG に対して恋愛感情があるわけではないですが、不安や恐怖がランダムかつ断続的に発生する対象が PUBG であり、快感や報酬として、脳に快楽をもたらす物質が、他のゲームを遊んでいる時よりも多く分泌されるため、「これはとても面白いゲームだ!」と脳が認識することにより、どんどんハマってしまう人が続出しているのではないか。という結論に至りました。非常に恐ろしい中毒性ですね!

 

最後に

 

1020日から日本サーバがオープンしたことにより、非常に快適な環境で遊べるようになりました!皆さんも是非一度遊んでみてはいかがでしょうか?

 

国内外のプロゲーマーが頻繁にストリーミングを行なっていますので、気になる方は是非 twitch.tv などでご覧になってみてください。観戦に非常に適したゲームですので、見るだけ専門の人もかなり多いですよ!

 

以上です。夕飯はドン勝つだ!